放課後等デイサービスとは
放課後等デイサービスは、障害のあるお子さんの生活をサポートするお仕事です。業界内では、「放デイ」と言われることが一般的です。
具体的な業務内容としては、「平日は学校終了から帰宅までの時間に児童を預かる」「休みの日には朝から1日預かる」というものです。
児童の利用中の過ごし方は、施設によって様々です。私は3か所の放デイを経験していますが、すべてで児童の過ごし方が異なります。
放デイごとの方針や管理者の考え方が反映されやすい仕事です。
なぜ働こうと思ったのか
私は正社員4社を経験し4社すべてで短期離職をしてきました。
うまく社会に適応でいずにいて、自分自身に障害があるのではないかと考えるようになりました。そして、本当に障害があるのかどうかを確かめたいと思いました。
そして同時に考えたのが、自分に障害があったとしても、今さら変われるわけではない。だったら、他人と違うことで今悩んでいる人がいるなら、その人のために何かしたい。
そう思って仕事を探していた時に出会ったのが放課後等デイサービスでした。
【放課後等デイサービスに興味をもった理由】
・何度も転職をしてきて、自分に障害があるのではないかと感じるようになった
・本当に障害があるのかを確かめたいと思った
・障害があったとしてもいまさらどうにもならないので、今障害があって悩んでいる人のためになにかしたいと考えた
働いてみて感じたこと
私自身は自分に合っている仕事だと感じています。日々求められるのは、こうしなさいをおしつけるのではなく、児童に合わせてその時必要なことをできるように導くこと。
私自身、普通の人ができることが普通にできずに悩むことが多かったので、目の前の児童がなぜできないのかはとても想像しやすい場面も多くありました。
気が付いたら2年働いていた
私はこれまでに10社以上を経験しています。しかも短期離職が多く、2年以上続けて働いた会社は2社だけ。
放課後等デイサービスとラウンダーの仕事だけです。ラウンダーは3年以上続けましたが、途中からこの仕事は何か違うと感じ始めていました。
では放課後等デイサービスはどうかというと、逆に辞める理由が見つかりません。
もちろん、働く中で辞めたいと思ったことはあります。そのたびにいい仕事はないかを調べますが見つからず、最終的には放課後等デイサービスがいいという結論に毎回たどり着いています。
2年で資格が取れるため他の施設も見始め、同じ業界で新しいことをやってみたいと感じてます。
メインで働いているところに加えて、週2で別のところにも行き始めました。週2では2施設を経験し、2つ目のところは自分が今やりたいことをできると感じています。
どんな人に向いているのか
向き不向きはかなり分かれる仕事です。
求人の募集条件に、「子供が好きな人」と書かれていることが多いです。ですが個人的な意見としては、子どもが好きなだけでは向いていない仕事だと思っています。
放デイを利用する児童は何かしら特性を持っていて、その児童に合わせて行動をする必要があります。時には、特性が原因で起こってしまっているその児童にとって悪い出来事を変えていくために、行動をする必要があります。
ただ子どもが好きなだけの人だと、児童の行動に対して「可愛いね」「仕方ないね」で済ましてしまいます。これは放デイでは最悪の行為です。
重要なのは児童がなぜその行動をしたのかを考えることです。これができるのであれば、子どもが好きである必要は必ずしもありませn。
【向いてない人】
・相手の気持を考えられない
・思い通りにならないとイライラする
・こうであるべきという思い込みが激しい
大前提として、児童の立場になって考える必要があります。
「やれ」「いいから動け」で接しては、児童は絶対に動きません。しっかり対話をすることが大切です。
また、思い通りに動いてくれないことにイライラしてしまう人も向いていません。
実際は向き不向きの話以前に、児童と接することを楽しめないならやるのがもったいないというのが本音です。
そもそもとして、子供が思い通りに動くなんてことがあり得ません。これは障害があるなし関係なく共通しています。
放デイを利用している児童の多くに共通しているのは、成長がゆっくりであるということです。あくまでゆっくりなだけで、全く成長していないわけではありません。
小さな変化に気が付けるかどうかが、放デイの仕事を面白いと感じることにつながると考えています。
【向いている人】
・小さな変化に気づける
・小さな変化を楽しめる
・言葉以外のメッセージに気が付ける
・児童との会話を楽しめる
放課後等デイサービスで働くメリット
【放課後等デイサービスで働くメリット】
・納期がないため時間に追われにくい
・ずっと同じ作業の繰り返しではない
・運転好きなら運転していればいい
数字に追われなくていい
数字や時間が関わらないというのは精神的にはかなり気楽です。数字や時間が関係してくると、納期や効率を考えてイライラしがちになるからです。
放課後等デイサービスの場合は、お子さんにいかに安全に帰宅してもらうのかが重要になってくるので、効率よりも安全性重視になります。
私自身、放課後等デイサービスで働く前は営業などの数字の関わる仕事をしていました。
数字を扱うことに疲れきっていましたが、放課後等デイサービスで働くようになってから、数字での疲労がなくなりました。
大人と話すよりもずっと楽
子供は純粋なので思っていることを素直に伝えてくれます。悪意がないため、会話をしていて嫌な気持ちになることが少ないです。
大人は自分の利益や立場を考え、気持ちを隠すことが多いです。そこには悪意がこもっていることも多く、たったひとこと話しただけで疲れるなんてこともよくあります。
子供との会話は、大人より話すよりも精神的なストレスが少ないです。
放課後等デイサービスに転職した時に求めていた条件
放課後等デイサービスで働いたのは、興味があったことだけが理由ではありません。
当時の私はメンタルがボロボロで、働ける条件が限られていました。
当時の私自身は、心境を下記のように投稿しています。
4ヶ月前の転職で求めた条件
・通勤時間30分以内
・週3日勤務
・勤務開始時間10時以降
・1日の勤務時間は最大6時間
・電話対応なし
・私服OK
・興味を持てそう「やりがい」「やりたいこと」は仕事に求めずに環境重視。とは言え、心を無にして働くのも無理だから、興味を持てそうなものを探した。
— うた@ジョブホッパーのひとりごと (@uta_jobhopper) May 27, 2023
「週3日+1日6時間以内」という条件で働ける仕事は限られていますが、偶然にも放課後等デイサービスは条件を満たしていました。
応募した当時の心境
興味はあったのですが、いざ応募するとなるととても悩みました。
今まで子供と接してくる機会がなかったので、本当に向いているのか。自分がやりたいことなのか。
バイトルで気になる仕事リストに追加してから、3日ほど悩みました。
最終的は応募ではなく、体験をさせてもらうことにしました。募集事項にも、応募だけでなく体験の記載があったためです。
体験に行こうと決意したのも自分自身の力ではなく、知人に「この仕事興味あるんだけどどう思う?」と聞いて「体験あるから行ってからでいいんじゃない」と言われたことがきっかけでした。
知人の一言がなければ、私は放課後等デイサービスで働いておらず、今も何の仕事が合っているのか彷徨っていたかもしれません。
体験を終えたあとですが、どうするか正直悩みました。ただ、その時は転職活動中だったため、働いてみてからその先どうするか考えようと思いました。
最後は、労働条件が合っていたことが後押しをしてくれました。
働いている人の特徴
正社員は週5日で働いています。一方でアルバイト(パート)は月に1日程度の人から週に5日いる人まで様々です。
【働き方の例】
・週1日
・週3日運転のみ
・週3日施設内のみ
施設によっては、正社員の比率が多くほぼ全員が週5日で働いているということもあります。
未経験でも放課後等デイサービスで働けるのか
正社員で働きたいなら
未経験ですぐに正社員になれるかは会社次第です。ただし、教員免許や保育士免許を持っていると、放デイは未経験でも正社員に慣れる可能性はあります。
今すぐに資格がなくても、2年働くと児童指導員任用資格を得られるので、正社員に慣れる可能性が非常に高いです。
送迎を行う施設では、運転ができると有利です。
パート・アルバイト
その会社の状況にもよりますが、未経験でも働くことができます。ちなみに私は全くの未経験で転職しています。
資格としては、運転ができると喜ばれます。学校から施設への送迎、施設から自宅への送迎で役立つためです。
ちなみに私は車の運転が好きではないので、「運転なし」で働かせてもらっています。
運転が求められるかどうかは、求人を出している会社で運転手が足りているかどうかでも変わってきます。
採用されやすさで言うならば、運転ができたほうが有利です。また、時給としてもプラスになる可能性があります。
放課後等デイサービスへの転職の方法
放デイに興味を持ったのであれば、ジョブメドレーに登録してみましょう。バイトルなど普通の求人サイトでは、放デイの求人は限られてしまうためです。
放課後等デイサービス選びのポイント
一言で放デイと言っても、施設ごとに全くの別モノです。
管理者の考え方が強く反映されがちなので、業界は合っていてもその施設が合わないということは普通に起こりますし、私も実際に経験しています。
まずは週2日で1ヵ月ほど行ってみて、考え方に納得できるなら日数を増やすというのがおすすめです。
未経験からでも2年働くと任用資格が得られ、選べる施設の幅が大きく広がります。
【続けることで取得できる資格】
児童指導員任用資格(2年以上従事&一定日数以上勤務)
日数や時間にこだわって選べる仕事
放課後等デイサービスの前にはやった「テスター」は近い条件で働くことができました。
ただ、繁忙期と閑散期の差が激しく、希望通りに仕事をさせてもらえないこともありました。
私が放課後等デイサービスを受けたときにも、週3日で希望を入れたけど週1日しか出勤がない。という状況でした。
テスターは放デイとは違い、もくもくと同じことを続ける仕事で、自分のペースで仕事をしたいというあなたにはおすすめです。
キーワード検索で「テスター」と入力して検索してみてください。
まとめ
放課後等デイサービスは、障害のある児童を預かる仕事です。日々求められるのは、こうしなさいをおしつけるのではなく、児童に合わせてその時必要なことをできるように対応することです。
私自身、普通の人ができることが普通にできずに悩むことが多かったので、目の前の児童がなぜできないのかはとても想像しやすい場面も多くありました。
考えを押し付けるのではなく、相手の考えや気持ちを大切にする仕事をしたいというあなたは、ぜひ近くに放デイがないかだけでも調べてみてください。


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