10回以上の転職を経験している私が、仕事の実績がない時の職務経歴書の書き方を紹介します。
実績は数字だけではありません。あなたが気づいていないだけで、実績としてアピールできる内容は必ずあります。
この記事を読んで、あなたにしかない実績を探してみましょう。
実績とはなにか
行動に対して得られたものが少しでもあれば、それは実績になります。
実績というと数字の入った成果を思い浮かべがちですが、数字がなくてもアピールできる実績はあります。
【実績の例】
・お客さんに合わせて伝え方を工夫したら感謝された
・今のやり方を続けたら役職がつくと褒められた
・最初は無口だったお客さんが自分のことを話してくれるようになった
これらはすべて実績です。自分の行動に対して、他人からの評価を得られているからです。
実績を伝えることの目的
職務経歴書における実績の役割は、採用担当者に「会ってみてもいいかな」と興味を持ってもらうことです。
採用担当者が書類を見た時に興味を持ってもらえなければ、その時点で書類選考で落とされます。
「会ってみてもいい」と思ってもらうにはどうしたらいいのかを考え、実績を探していきましょう。
実績の探し方
実績を伝える上で重要なのは、他人からの評価が含まれていることです。他人からの評価は客観的な証明になるためです。
実績として数字が重要とされるのも客観的な事実証明になるためです。
【他人からの評価の例】
・褒められた
・感謝された
実績がないと感じているのであれば、「ありがとう」「いつも助かっている」「すごいね」と言われたことがないか思い出してみましょう。それがあなたの実績です。
実績の伝え方
「事実+裏付けるエピソード」を意識すると相手に納得してもらいやすくなります。
【例文】
・気になったことはできるだけ多く報告するようにした。続けていくうちに上司から、「細かいことに気づいてくれてありがとう」と言われことが増えてきた。
この例文の事実は、「気になったことはできるだけ多く報告するようにした。」という部分です。
ここだけ伝えると、「色々気づいて頑張ってくれるのかな?」ぐらいになります。
ですがエピソードとして「上司に感謝されている」を付け加えることで、「この人はしっかり仕事をしてくれる」と相手に思わせることができます。
数字は一切使っていませんが、採用担当者に「会ってみてもいいかな」と思ってもらうには十分です。
第三者からの声を大切に
商品を選ぶ時に、買うかどうかの判断基準として口コミを参考にする人は多いです。
これは第三者からの客観的な評価がほしいためです。これは実績を伝えるときにも同じです。
上司や同僚、取引先などから言われた言葉は、あなたへの口コミであり、実績になります。
ここからは私が職務経歴書に書いている内容を例文として紹介していきます。
接客の例文
情報収集
お客様の悩みを解決するために、常に最新の情報を入手することを意識しました。新しい情報で分からないことがあればサポートセンターに確認をし、間違いがないようにしていました。また得た情報は、店舗のスタッフに共有するようにしました。
【ポイント】
具体的に褒められたことは書いてありませんが、同じ店舗のスタッフが喜ぶんでいると想像できます。
事務の例文
取引先への対応
質問に対して耳を傾け、相手が何に悩んでいるのかを聞き取ることを意識しました。その結果、入社1週間で既存の取引先から専属の担当になって欲しいと言われました。
【ポイント】
取引先から褒められています。
クレーム対応
お客様の声をしっかりと聞くことを意識しました。上司から「クレーム対応は任せておけば問題になることが少ない」と言われ、対応の難しいお客様を任されることが多くありました。
【ポイント】
上司から褒められています。また、顧客から喜ばれていることも分かります。
書類作成
伝わりやすい文章を作ることを意識しました。上司からも「任せておけば間違いない」と言われ、他の人では任されない内容も書類作成もやらせてもらうことができました。
【ポイント】
上司から褒められています。
配送
将来的な期待
一日に回らないといけない件数が決まっていて、効率よくやるにはどうすればいいのかを常に考えていました。入社3ヶ月ほどで、「今のやり方を続けていけばいずれ役職がつく」と上司から言われました。
【ポイント】
上司から褒められています。
ホウレンソウ
少しでも多くの顧客を回るにはどうしたらいいのかを常に考えていました。配送時にはサポート役を乗せてもらうこともできたので、乗せてもらうことで効率的に顧客を回れると感じたら積極的に上司に相談するようにしました。そして、他の社員と比べてサポート役の乗せてもらえる頻度を増やすことができました。
【ポイント】
上司から評価されています。
介護福祉の例文
食事サポート
食べられないものがある利用者の方を把握し、事前に食べやすくなるような工夫をしました。その結果、利用者の方がスムーズに食事をできるようになり、「いつもありがとう」と言ってもらうこともできました。
【ポイント】
利用者の方に感謝されています。
相手の立ち位置で評価ポイントが変わってくる
社内の人からはマイナス評価をもらっている行動も、社外の人にはプラスで受け取られることも少なくありません。
このプラスに受け取ってもらえている事実にどれだけ気づけるかが重要です。
たとえ文句を言われたとしても、ひとりでも「ありがとう」と言ってくれた人がいたならそれは実績です。
自信を持って職務経歴書に書いていきましょう。
応募する仕事が決まっているなら
応募したい仕事が決まっているなら逆算して考えると伝わりやすいです。
【考え方の例】
接客に応募したい
▶人と関わることが好きだと有利になりそう
▶人と関わった経験を探す
・学生時代のネットでの交流
これは私が新卒を短期離職した時に実際に伝えた内容です。アピールポイントには「人と関わるのが好き」と書いておくことができます。
経験はアピールするための手段のひとつでしかありません。社会人の経験でないといけないという決まりは一切ありません。
自分が話しやすい内容を探しましょう。
職務経歴書の書き方で悩んだら
職務経歴書の内容の善し悪しは自分では分からないことが多いです。ネットの情報を真似して作り、頑張って応募しても書類選考でいつも落ちるなんてこともあります。
書類選考で落ちることが多いのであれば、採用担当者に「会ってもいいかな」と思われる内容になっていない可能性が高いです。
私もX(旧Twitter)を通して相談を受け、職務経歴書を見させていただいたことがありますが、ひと目見て「これじゃあ書類選考で落とされるよね」と思う内容もよく見かけます。
書類選考に悩んでいるのであれば、転職エージェントや就職支援を利用して、職務経歴書の一緒に作ってもらいましょう。
転職相談をしている人たちは転職活動のプロです。
採用担当者が書類のどこに注目しているのかもしっているので、書類選考に通過しやすい職務経歴書の作成をサポートしてくれます。
職務経歴書の作成を手伝ってもらったとしても、納得のできる求人を紹介してもらえなければ、そこで転職する必要はありません。
まずは書類作成だけ手伝ってもらうぐらいの気持ちで相談してみましょう。
まとめ
自分の行動に対して他人からの評価が入っていれば、すべて実績になります。評価は数字だけでなく、「ありがとう」「またよろしくね」など感謝の言葉も含まれます。
実績が見つけられない時は、感謝されたことがないか考えてみましょう。


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